朝子どもにスムーズに行動してもらうためのコツ

子どもはすぐ遊びたがってしまいます。ごはんやお風呂、お片付けなどそっちのけでやりたいことだけやっています。忙しい朝は特に子どもがスムーズに動いてくれないと非常にストレスになってしまいます。

我が家も折り紙したいと言うので、「折り紙折ったらご飯だべよう」と言ったら納得してくれたので折り紙を折ったら、時間が無くなりバタバタしてしまい、子どもは急いでくれず、結局急ぎなさいと言って怒ってしまいます。

遊びたがる気持ちは分かりますが、日常のルーティンを作ることの子どもにとってのよい影響がいくつもあります。

安心感と安定感: 毎日決まったパターンがあることで、子どもは安心し、生活のリズムをつかみやすくなります。これが情緒の安定に繋がります。

自立心の育成: 決まった手順を自分で行うことで、自立心が育まれます。着替えや歯磨きなど、自分でできることが増えると自己肯定感も高まります。

自己管理スキルの発展: 自分で時間を管理し、必要なタスクを遂行する能力が養われます。これにより、自己管理スキルが発展し、将来の学業や仕事に役立ちます。

ストレスの軽減: 予測可能な日々の流れがあることで、子どもは安心し、ストレスを感じにくくなります。不安を感じることが減り、リラックスして過ごせるようになります。

習慣化と規律: ルーティンを持つことで、良い習慣が身に付きます。例えば、毎朝歯を磨くことや、お着替えをすることが自然とできるようになります。

親子の絆の強化: 親と一緒にルーティンを行うことで、コミュニケーションが増え、親子の絆が深まります。一緒に過ごす時間が増えることで、信頼関係も強化されます。

集中力の向上: 一日の始まりにしっかりとしたルーティンを持つことで、集中力が高まり、一日の他の活動にも良い影響を与えることができます。

このように様々な良い効果をもたらすので朝のルーティンはぜひ作りたいですね。

ではどのようにルーティン化すればよいでしょうか。

1. 遊びとルーティンを組み合わせる: 遊びを通してお着替えやごはんを楽しめるように工夫する。例えば、「ごはんの時間までに折り紙を5つ作れるかな?」と競争のようにすると、楽しみながら急いでくれるかも。

2. ストーリー性を追加:「次の冒険はお姫様がご飯を食べてパワーをつけるミッションだよ」と声替えをして遊び感覚で切り替える。

3. タイマーを使う: 時間管理を楽しくするために、タイマーを使ってみる。「タイマーが鳴ったら、ごはんを食べようね!」とすると、時間の感覚を掴みやすくなります。

4. 小さなご褒美: 約束を守ってくれたら、小さなご褒美を用意する。「ごはんを食べたら、一緒に絵本を読もう」など、次の楽しみを提示する。

5. ルーチンを視覚化する: 写真や絵を使って、ルーチンを視覚化する。例えば、お着替え、朝ごはん、遊びの順番をイラストで見せると、次に何をすればいいか分かりやすくなる。

6. 一緒に計画する: お子さんと一緒に一日の計画を立てることで、納得感を持ってもらう。「朝ごはんの後に、折り紙をしようね」という形で、順番を決める。

急がせるのではなく、楽しくスムーズに進められる工夫を取り入れてみます。

怒る代わりに使うフレーズ例

怒りたくなったら、次のように切り替えてみましょう
・「遊びたくなる気持ち、わかるよ。でも今はごはん食べようね」
・「今〇〇がんばったら、次に一緒に何して遊ぶ?」

遊びたい気持ちを大事にしつつ、少しずつ自分で切り替える力を育てていけるようにしたいです。切り替える力を育むためには、「切り替えがポジティブな体験になるように工夫する」ことが大切です。子どもが「切り替える=楽しい」「切り替えるといいことがある」とかんじられるような声掛けやアプローチをすることが必要になります。

1. 切り替える成功体験を作る

切り替えができたときには、しっかり褒めたり、小さな喜びを与えたりします。

声かけ例:

• 「今、遊びからご飯に切り替えられたね!すごいよ!」

• 「自分でお着替えしに行けたなんて、カッコイイね!」

「うまくいった!」という感覚を増やすことで、切り替えに対する抵抗感が減ります。

2. 選択肢を与える

切り替えの際に子どもが選べる余地を与えると、自分で行動を決めたという感覚が生まれ、スムーズに切り替えられます。

声かけ例:

• 「あと5分遊んだら片付ける?それとも、今すぐ片付けて遊びを続ける時間を確保する?」

• 「お着替えは赤い服と青い服、どっちにする?」

自分で選んだことには前向きになりやすいです。

3. 次の楽しみを提示する

「これが終わったら次は楽しいことが待っている」と伝えることで、切り替えの意欲を引き出せます。

声かけ例:

• 「ご飯を食べたら、おままごとでカフェ屋さんしようね!」

• 「お着替えが終わったら、塗り絵でスカイちゃんのドレスを描こうか!」

先の楽しみを具体的に示すと、モチベーションが高まります。

4. 予告をする

突然の切り替えは難しいので、事前に予告する習慣をつけると、心の準備ができます。

声かけ例:

• 「あと5分でお片付けだよ。今の遊びをどこまで進める?」

• 「もうすぐご飯だから、あと1つだけおもちゃを使おうね。」


取り入れてみた結果はまたいつかご報告します。


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