朝、保育園に到着すると、園児たちは自分でカバンの中の荷物を自分のロッカーに入れたり、水筒入れに水筒を入れたりジャンバーをハンガーにかけたりしますが、うちの子は親にやってとお願いし、自分も急いで会社に行かなければならないので、手伝ってあげたりしています。
しかし、それが毎日になりある日自分がカバンの荷物を出すのを手伝ってあげると言い出しました。
家でも、箸を落としたら自分でできない、ご飯を食べるのも食べ物を口に持ってきてもらわないとできない、疲れてできないなどと毎日何かしら言い訳をつけてやらなくなってきています。
自分でできることを避けるようになり、親として自立を促すためにどのようなアクションをするべきか悩みます。手伝ってあげる事で自分のことをやらないことを助長してしまうかもしれず、親の気持ちも参ってしまいます。
子どもが自分でできるようにサポートしつつ少しずつ自信を持たせることが大切です。徐々に親のやる事を少なくしてできることを自分でやるチャンスを与えることが大切です。小さなことからチャレンジし上手くできた時に褒めてげるようにしましょう。また、失敗から学ぶことも重要です。親が失敗を先回りして、失敗体験をしないと経験が積めません。失敗を責めず、自らやることに、自分でやれたねとか、ようがんばったねとかポジティブな声掛けができるようにしましょう。
必要なだんだんと自分でやる習慣に移行させるためには、以下のような具体的アプローチが考えられます。
1. 自然な機会を見守る
普段から「できることは自分でやる」というルールを家族内で一貫して守るようにしましょう。お子さんが「手伝って」と言っても、まずは自分でやってみるよう促し、「やってみようか。困ったら声をかけてね」と言うなど、チャレンジさせる姿勢を伝えます。自分で試行錯誤することで、成功体験や達成感を積み重ねられるようになります。
2. 援助のタイミングを変える
お子さんが自発的に取り組むチャンスを増やすため、最初から手伝うのではなく、少し待ってみるという方法も有効です。例えば、保育園に着いたときに「まず自分で試してみようね。もし本当に困ったときだけ声をかけて」とルールを作ることで、自然と自立心を促せます。
3. 具体的な手順や目標を設定する
たとえば「カバンの荷物はこの順番で入れる」「ジャンバーはまずハンガーにかける」というように、やるべきことを細かく分けて説明し、チェックリストのようにしてみるのも効果的です。成功したときは、できたことを褒めてあげると、自己肯定感が育ちます。
4. 小さな失敗も成長の糧にする
最初はうまくいかなくても、「やってみたね」「頑張ったね」と、努力を認めることが大切です。少しの失敗を通じて自分で考え、工夫する経験は、後の自立につながります。親としては、失敗を恐れずにチャレンジさせる環境を整えることが求められます。
5. コミュニケーションを大切にする
お子さんがなぜ手伝ってほしいのか、何が難しいと感じているのか、聞いてみるのも有効です。場合によっては、単に親の注意を引きたがっていることもあるので、その場合は普段のコミュニケーションや遊びの時間を充実させ、安心感や愛情を十分に伝えることで、依存的な行動が減る可能性もあります。
まとめると、すぐに手伝いをやめるのではなく、段階的に「自分でやる」という習慣を育む工夫が大切です。最初は小さなステップから始め、できたら大いに褒め、必要なときだけ適切にサポートすることで、お子さんは次第に自分で物事をこなす力を身につけられるでしょう。
待つというアクションは日々時間に追われなにかと忙しい親には難しい要求かもしれませんが、どれほどの効果か試してみたいと思います。
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