いつも元気いっぱいのみうがしょんぼりしているようでした。ママに言ってくれたのですが、大好きな保育園のともだちが他のともだちにみうちゃん嫌いと言っているのが聞こえたらしい。
4歳の子どもが「嫌い」と言われてショックを受けたのは、とても心が痛む経験です。まだ小さな娘にとって、自分に向けられた否定的な言葉は強い影響を与えることがあります。以下のような声掛けや対応をしてみました。
1. 感情を受け止める
「嫌い」と言われたことを受けてショックを受けた気持ちを、まずはしっかり受け止めてあげましょう。
• 「嫌いって言われて悲しかったね。どんな気持ちになったの?」
• 「それはびっくりしたね。教えてくれてありがとう。」
安心して感情を表現できるように、共感を示しながら話を聞きます。
2. 相手の言葉の背景を考える
「嫌い」という言葉は、子ども同士のコミュニケーションでは感情をうまく伝えられない時にも使われがちです。相手が怒っていたり、何か困っていたりした可能性もあります。
• 「もしかしたら、その子も何か嫌な気持ちになってたのかもしれないね。」
• 「好きだから気を引きたかったのかもしれないね。」
•「『嫌い』って言った理由があったのかな?何か心当たりはある?」
こうすることで、言葉の背景を一緒に考える習慣がつきます。
3. 自分自身を大切にする姿勢を教える
相手の言葉にとらわれすぎず、自分の価値を認められるよう促します。
• 「○○ちゃんにはいいところがたくさんあるよ。たとえば○○が上手だよね。」
• 「相手がそう言ったからといって、○○ちゃんが悪いわけじゃないよ。」
ポジティブな面を伝えることで、自信を取り戻す手助けをしましょう。
4. 人間関係の多様性を教える
子どもにとって、人間関係の中には意見や感情が違うことがあると伝えるのも大切です。
• 「みんなが仲良しなわけではないけど、違うお友だちとも楽しく遊べることもあるよ。」
• 「相手がそう言ったとしても、他のお友だちは○○ちゃんのことを好きだよ。」
一人の意見に振り回されすぎない視野を持たせるよう意識しましょう。
5. 次にどうするか一緒に考える
次回、同じようなことが起こった時の対処法を一緒に考えてみましょう。
• 「もしまた『嫌い』って言われたら、どうしようか?」
• 「嫌な気持ちになったら、『そういうこと言わないで』って言ってもいいんだよ。」
こうした対応策を考えると、自信を持って行動できるようになります。
子どもがが心の中に抱え込まずに話してくれたことは、とても良いサインです。優しく寄り添いながら、安心感を与えてあげていこうと思います。
コメントを残す